【要約】おうち受験コーチング|高校受験に役立つコーチング本を紹介

おうち受験コーチングロゴ参考になった本
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お母さん

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コーチングって何のことなの?

お父さん

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親の立場からは家庭学習の習慣を身につけてほしいけど・・・

近年コーチングという言葉がよく聞かれるようになりました。

この「コーチング」ってよくわからないですよね。
私も実際理解してないです。

おうち受験コーチング」では、受験に
必要な「やる気」を引き出す方法として
「コーチング」を用いた手法を
わかりやすく紹介しています。

そんな「おうち受験コーチング」を今回要約してみました。

受験期のお子さんがいる保護者の方で、
子どもの受験を理解したい方、子どもを
フォローするためコーチングを理解したい
と考えている方、時間がなかなか取れなくて
本を読む時間がない方は、是非参考にして
みて下さい。

<こんな人におすすめです!>
中学生のお子さんがいる保護者の方で
・子供をメンタル面でバックアップしたい
けど方法がわからない方。
・子供に家庭学習を身につけるポイントを
知りたい方。
・受験対策としてのコーチングのやり方を
学んでみたい方。
・なかなか本を読む時間の無い方。

【要約】おうち受験コーチング|高校受験に役立つコーチング本を紹介

受験の本の表紙

「おうち受験コーチング」全体についてのまとめ(全体の要約)

まずは個別の章に行く前に、全体の要約をしてみました。
この本は要するに下記のような事を言っています。

-全体要約-
学力が伸び悩んでいる子の原因は、
「自分に合った効率の良い学習方法が身についていないから
だから「自分に合った効率の良い学習方法」を習慣化すれば、
授業がわかる!できる!状態になっていく。
しかも「効率の良い学習方法」は決して特殊なものではない。
誰でも知ればわかるもの。
ただ「自分に合った」という所がポイント。その子の性格に合わせた
対応が必要。
そこでコーチングを用いてタイプに合わせた声がけをする。
このことによって親子関係が良好になり子供が自主的に成長する結果を
期待できる。

ざっくりですがこのようなストーリーとなっています。

そして「自分に合った効率の良い学習方法」
については、9つのタイプに分けてそれぞれ
の接し方対応の仕方を解説しています。

では重要ポイントを章ごとに要約してみます。

読みやすいように、あえて箇条書きを多用しています。

✅学力が伸びる子と伸びない子の決定的な違いとは?

色鉛筆とノート

伸び悩んでいる子の原因は
自分に合った効率の良い学習方法」が
身についていないから。
このまま学校や塾に通い続けると、
成績は下がっていきます。
「もともともっている素質」
は関係ないです。

だから「自分に合った効率の良い学習方法」
を身につけて習慣化しましょう。

そもそも「効率の良い学習方法」は
決して特殊なものではないです。
誰でも知ればわかるもの。
よってどんな子でも同じようにやればで
きるのです。

環境は変えることができるから、その子が
一番伸びるような環境を用意してあげる
ことは大切。これは親の役目です。

子どものタイプに合わせた声がけと環境設定
を変えるだけで、子どもたちは見違えるほど
成長できる。

わが子に合った学習の仕組みを作るコツは
・本人のやる気が上がれば、成績は上がる、
という考えはダメ。(順序が逆)
・先に結果を出させてあげる
→やる気が上がる(ので成績が上がる)
この考えが正解。

本人のタイプに合った
成果の出る勉強のやり方や仕組みを、
まず作ってあげる
必要がある。
自分に合った効率の良い学習の仕組みを
作り習慣化すれば、成績を上げるため
の最強のやり方
と言える。
(本人のタイプに合わせた学習の仕組みを
作らないと意味がないので注意が必要)

<この章のまとめ>
・「自分に合った効率の良い学習方法
を身につけて習慣化すること。これが最強!
・その仕組みは、その子のタイプに合わせて
用意する必要がある。

✅子どもを伸ばす環境設定

女子中学生

子どもの学力に影響を及ぼすものとして、
家庭の経済事情や親の学歴がある。
(より裕福の家で、より高学歴の親の子が
学力が高い傾向にある、ということ)

しかし保護者の学歴や所得が申し分ない場合
あっても、子どもの学力が十分ではない
ケースは多くある。

結局のところ
保護者が「教育についての本当に正しい
知識」をもっているか
どうか次第である。

<この章のまとめ>
・保護者が
「教育についての本当に正しい知識」
をもっているか
が重要。

✅9つのタイプ別・やる気にさせる声掛けの方法

野球のコーチと少年

タイプ診断が必要な理由は、その子の性格に
合わせた対応が必要
だから。
(子どもの性格により、コーチングのアプロ―チは様々)

タイプ診断をしてから取り組むと学習意欲
や学習効率がアップする。

タイプ診断をすることにより、
「子どもの理解」を助ける有力なツールになる。
(子どもの教育に失敗するのは「子どもの
理解が浅い」場合が多い)

<タイプ診断のやり方>
タイプ診断用の質問に答えるだけ
(21問/質問内容は割愛
9種類のタイプ中、1番点数の高かった
タイプが子のタイプの可能性が高い。
※注:タイプ診断は5分もあれば十分終わります。
(性格診断のような質問)

<参考>9種類のタイプは以下の通り
タイプ1 完璧にやりたい子
タイプ2 人の役に立ちたい子
タイプ3 成功したい子
タイプ4 個性を大切にする子
タイプ5 知りたがり屋の子
タイプ6 安全を求める子
タイプ7 楽しさを追い求める子
タイプ8 兄貴・姉御タイプの子
タイプ9 平和を愛する子

※注:
そして著書にはタイプごとに対応方法が
解説されています。(事例紹介もあります)

タイプ診断も完全ではない。
型に捉われずに、目の前の子を正確に
把握することが大切。

<この章のまとめ>
・タイプ診断が必要な理由は、
 その子の性格に合わせた対応が必要だから。
・タイプは9つ。個々のタイプごとに
応じた対応が必要。
・タイプ診断も完全ではない。
型に捉われず臨機応変に対応する事。

✅子どもが自ら成長する!親子コーチングの可能性

coachingのイラスト

コーチとは本人が思っている目標に対して、
一緒に伴走しながらその力を最大限に引き
出し、一緒に目標を達成していく存在。

親は完璧なコーチにならなくても構わない。
日々の声がけにコーチング的な考えを
取り入れていくことで、子ども自らの成長を
促していく。

コーチングに必要なスキルは3つ。
・傾聴スキル:
子どもに対して聞き上手になる。
コミュニケーション能力が上がる。
・承認スキル:
子どもの自己肯定感を高める。
・質問スキル:
尋問形式の質問はダメ!
子どもには成功に繋がる質問を!

コーチングにおいては、目標や目的を
どう決めていくのか非常に大切なこと。
・目的:ゴールのこと。(抽象的でも良い)
・目標:途中にあるに何をするのか具体的に)

良い目標とは「具体的に」「測定可能な」
「達成可能な」「目的に合っている」
「時間制約がある」を満たしていること。

<この章のまとめ>
・コーチングに必要なスキルを身につけて、
子どもとコミュニケーションをとる。
・目標や目的を決めて日々意識していく事
が大切。
・目標は、具体的に、測定可能な、達成
可能な、目的に合っている、時間制約が
ある、を満たしていること。
・最終的には子どもが自主的に学習プラン
を組み立てられることが理想。

✅毎日机に30分!習慣づけは準備で決まる!

自宅で勉強する子ども

学習を習慣化するために、一番大切なのは
学習の準備。
しっかりと準備が出来ていればすぐに学習
を始められるから効率が良い。
(準備が出来ていないと、いつまでたって
も勉強が始まらないことがある)

学習の準備に必要な5つの要素
・何を学習するかを決める
・いつ学習するかを決める
・学習用具を整える(文房具)
・学習用具を整える(参考書・問題集)
・どこで学習するかを決める

1回決めてしまえば後はルーティーン
として毎回同様に行えばよい。

<この章のまとめ>
・学習を習慣化するために、
一番大切なのは学習の準備。
・学習の準備に必要な5つの要素は
→何を学習するかを決める
→いつ学習するかを決める
→学習用具を整える(文房具)
→学習用具を整える(参考書・問題集)
→どこで学習するかを決める

✅95%の子に効く!成績が上がるシンプルな学習方法

紅茶とノート

世の中には様々な学習法がある。しかし
脳の機能を充分に活かせる学習方法が良い。
脳は「生きること」に必要なことを長期記憶
する。他は忘れるようにできている。
(受験勉強の情報は生きることに直結
しない。だから忘れやすい)
ではどうするか。
一番シンプルな方法は、何回も見たりやった
りを繰り返す、要は「復習」を行うこと。
復習する事により、何度も記憶を繰り返し、
これは重要な情報であると脳を騙す。
繰り返し勉強する事で長期記憶が可能となる。
但し注意が必要!
復習はタイミングが重要
忘れる前に復習すること
1回目の復習は、習ったその日のうちに、
寝る前までに行うこと。
(忘れてしまってからでは効率が悪いから)
あと頻度も大切。1回限りではなく繰り
返す事。
(1回1回に時間はかけなくても良い)
予習の仕方は「教科書をざっと読む」だけで
OK。ただしポイントが2つ
・全体像を把握しておく。
・わからないところを明確にしておく。
(見当を付けておく)
予習と復習、どちらをやりますか?
と問われたら、
・授業の理解度が100%ではないので
あれば、まず予習をすること。
・授業が100%理解できているなら、
復習を中心に学習を進めるのがよい。
<この章のまとめ>
・成績が上がるシンプルな学習法は
復習」である。
・復習はタイミングが重要。
 忘れる前に繰り返し復習することが大切。
・予習の目的は「ここだけは聞いてこよう」
と当たりをつけておく事。

まとめ

いかがでしたか。
今回は「おうち受験コーチング」の要約記事
についてまとめてみました。

読んでみた感想は、コーチングを始めて
習った私にはとても新鮮に感じました。
ただ9つのタイプに分けるところが、自分の
子供にぴったりあてはまるのだろうか?
と不安を感じたのも事実です。著者は本の中で「型に当てはまらなくても
子どもの様子をみて臨機応変に」と言って
いますが、臨機応変にコーチングが自分
に出来るかな?という不安が生じました。
(その時はコンサルタントや先生に相談する
という手段もありますが。。)

コーチングの部分の記述がもう少し欲し
かったです。
本格的にコーチングをするにはもう
少し勉強が必要であると感じました。
ただコーチングの入門書としては十分です
し、その他受験に対する考え方も勉強に
なりました。
とても読みやすいので、今回の要約を読んで
興味を持たれた方は、是非手に取って
読んでみて下さい。

「おうち受験コーチング」の基本情報

受験の本の表紙

著者鈴木詩織
出版社星雲社
販売価格1,650円
ページ数175ページ

<著者紹介>
著者の鈴木詩織さんは親子向け受験
コーチ。
学生時代より家庭教師・個別指導塾講師に
携わり、その後も12年間学習コンサルタン
トを務めた方です。

 

以上です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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