高校受験の過去問はいつから?上手な使い方と取り組み方を解説!

高校受験の過去問はいつから?ロゴ勉強法の悩み
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高校受験対策で過去問が大切なのは
わかるけど、

・いつから始めればいいのか?
・うまく使う方法は?
・どう取り組めばすればいいの?

こんな悩みをすべて解決したいと
思いませんか?

この記事では高校受験で過去問を活用したい
あなた向けに、過去問を最大限に有効活用
する方法を解説します。

過去問を制する者は受験を制します。

受験期に必須となる過去問活用法をマスター
すれば、有意義な受験対策になります。
是非参考にして下さい。

この記事を読めば

・過去問の始める時期
・過去問の使い方
・過去問の取り組み方

がわかるようになります。

じっくり紅茶でも飲みながら読んで下さい。

では紅茶を入れ終えた方からどうぞ!

高校受験の過去問はいつから?上手な使い方と取り組み方を解説!

過去問の始める時期は「夏休みが終わった後」から始める!

手持ち花火

過去問は、取りかかる前に前提として
解き始めるなら先取り学習が必要!

になります。

入試問題は中学校の全範囲から出題される
ので、過去問を始めるには先取り学習を行い
ひと通りの学習を終えるとこが必要です。
(全範囲を終えないと過去問に進めない)

かといって悠長に構えることもできません。
つまり過去問は早すぎても遅すぎてもダメ。

夏休みに先取り学習を始めて
夏休み後に過去問スタートする!

先取り学習とは:
学校の未履修範囲の単元を、
独自に先行学習して終わらせること)

というのが現実的であり、理想的な展開と
言えるでしょう。

そうすると、先取り学習をいつまでに
終わらせるのが理想でしょうか?

逆算すると夏休み中に終わらせば、
休み明けにスタートできますよね!

ズバリ、
夏休み中に全範囲の学習を終わらせる

計画を立てることをおすすめします。

何故?ペンキ塗りの男性

ちょっと早すぎるんじゃないの?
と思うかもしれません。

しかし2学期に入ると定期テストがあります。
定期テストは内申書に反映されるため、
全力で取り組まなければなりません。

ここは大変でも時間がまとまって取れる
夏休みをうまく利用して先取り学習を
終わらせてしまう
のが賢い戦略です。

ここで計画通りに先取り学習が終れば
後半スケジュールは楽になるはずです。

実際に過去問を始める時期としては、
中3の11月以降に始めたる験生が多い
ようです。

しかし一般入試は早ければ1月中旬(私立)
から始立まります。

冬休みは直前対策で多忙を極めるでしょう。
精神的にもやり残した箇所のチェックや
苦手範囲の克服にも時間を使いたいはず。

となると、少しでも早めに過去問に入れる
よう準備をすすめるべき
でしょう。

塾に通っている場合、塾の方で過去問対策
スケジュールが組まれていれば、それに従う
のもいいです。

先取り勉強を終えた直後の過去問は点数が伸びなくてOK!

校舎
先取り勉強を終えた直後の過去問は点数が
伸びなくてOK
です。

まだ習っていない箇所もあるので、
完全に仕上ってるとは言えないから。

まずはひと通りの範囲を終わらせることを
優先します。

従って、はじめの過去問は点数は気にせず、
問題の難易度や時間配分、出題形式など、
本試験の問題を肌で感じて体感できれば
OK
です。

はじめの時点では一喜一憂する必要はない。
自分の現時点のレベルを確認し、今度の対策
と戦略を練りましょう。

【この章のまとめ】
過去問は夏休み終了後に始める
・そのため夏休み中に全範囲をひと通り
終わらせる
・先取り勉強を終えた直後の過去問は、
点数が伸びなくてOK!
本試験問題に触れて慣れておくこと。

過去問の使い方

誰もいない教室

まずは過去問を用意します!

公立高校の過去問は、
下にあるような過去問であれば
いいと思います。

・公立高校の過去問は本(冊子)がある。
・過去5年間の問題を収録してるものが多い。
・解答用紙が付いている。
・英語や国語のリスニング問題音声対応。
・最新のものを購入する

冊子になっているものは、書店で購入可能。
巻頭に出題傾向や来年度の予想と対策など
記載されています。

また解答用紙付きで、リスニング問題音声に
対応しているものがいい
です。(CD付とか)

最新の過去問(昨年度掲載しているもの)
を購入しましょう。
過去問は鮮度が命です。

次に私立高校用ですが、本(冊子)のほか
インターネットから無料ダウンをロード
できるものもあります。

何校か受験する場合は、本命の高校の分は
本(冊子)を購入し、その他はダウンロード
版で対応するのもありです。

ただし、ダウンロード版は解説が掲載されて
いない場合もあるので注意です。

過去問最大の目的は出題形式や特徴・問題量を把握すること

スクールバス

過去問最大の目的は、
出題形式や特徴・問題量を把握すること
です。

要は出題の傾向や形式を知り、
本試験のレベルや問題の質を肌で感じる
こと
にあります。

ただ、解答用紙を見るとある程度問題の
イメージができます。
問題量や選択問題数や記述箇所なんかも
サラッと見てイメージできますね。

実際に過去問にチャレンジしてみる

勉強する女の子

まずは公立高校の過去問の話から。
先取り勉強を終えたら、早速過去問に
チャレンジしましょう。

そして本試験を五感で感じ取って下さい。
これが本試験の格式かと。

公立も問題は良問が多く、知識問題だけ
ではない、いい具合にスパイスが効いている
良問があったりして。

一方、私立高校の過去問は難解で複雑な問題
も結構あるなぁ、なんて。

こんな風に見てみると面白いと思います。

そして終わったら、以下の順に答え合わせ+
分析に入りましょう。

・自己採点して自分のレベルを把握する
(現状で何点取れたか)
・各教科ごとの時間配分、問題の解く順序
を戦略を考える
・結果を表にして可視化する。
・(参考)余裕があれば他流試合をしてみる


以下説明。
・自己採点して自分のレベルを把握する

自己採点して総合得点がわかれば、

合格最低点に達しているか、
達してなければ何点足りていないのか、

合格までの自分の立ち位置の参考になる。

答案から「どの領域をあと何点伸ばすのか」
など合格に必要な学力分析も必要でしょう。

・時間配分、解く順序などの戦略を考える
自己採点した答案を分析して時間配分や
問題を解く順序など再検討
してみましょう。

過去問は合格ラインへのヒントの宝庫です。
出題傾向がわかると時間短縮につながります。

・結果を表にして可視化する。
模試と違ってデータ返却がないので、
自分でデータを整理する必要があります。

結果を可視化すると自分の成績を客観的に
見れて分かりやすいからです。

【可視化するデータ】
・総得点
・科目ごとの得点
・過去の平均点との比較
・合格最低点と比較

上記のデータを書き出して、自分に足りない
ところをチェックします。

特に合格最低点との比較で、現時点での
志望校までの位置を確認して今後の学習計画
の資料としましょう。

・(参考)余裕があれば他流試合をしてみる
公立高校を受験予定なら、他県の入試問題を
やってみる(他流試合)のもおススメです。

公立高校の問題であれば、量・質も全国同等
で良質な問題が期待できるからです。

・過去問すべて解き終わってしまった。
・もっと本試験形式の問題を解いておきたい。
・気分を変えたい!
・他県の過去問に興味がある。

このような人は、他流試合もおススメです。
インターネットで購入できます。

ただ直前の最終リハーサル用に自分の県の
過去問を残しておくことも一つの手です。

私立高校狙いであれば、過去問は出題分析がより重要

テストの解答用紙

私立高校は学校の指導理念に独自性があり
入学試験問題にも反映されることがあります。

簡単に言うと、公立高校よりも「くせ」の
強い出題傾向にあるということです。

上位校になると問題の難易度も高くなります。

従って出題に傾向・くせが特徴的だから、
出題傾向を把握するのに過去問はピッタリ。
しっかりとした過去問分析が必要です。

私立は特徴的でトリッキーな問題が出るので
同レベルの私立高校の問題を購入し、普段の
問題集として活用するのもいいと思います。

公立ほど素直な問題ばかりではないから
いいトレーニングになります。

おすすめの過去問の取り組み方は本番同様に行うこと!

講義する講師

過去問の取組み方について、様々な取組み方
があります。
でも何となく過去問を解くのはもったいない。

ここは過去問を上手に活用する方法として、
本番と同じ条件で解く
ことをおススメします。

過去問題集は5年分程度収録されているので
最初は、科目別・自由に解いてみるのも
アリです。

それ以降は本試験を想定した環境を設定して
解いてみることを強くおススメします。

理由は

・本試験により近い条件下での実力を
測るため。
・本試験を疑似体験しておくことで
本試験で慌てないようにするため
です。

下記のような環境を作って前もって日程を
決めた上で、トライしてみましょう!

・本試験と同じスケジュールで行うこと。
・解く科目順も本試験に合わせること。
・1科目の試験開始時刻も合わせること。
・休憩時間も本試験に合わせること。
・昼食時間も本試験に合わせること。
・試験会場として、自宅以外で行うこと。

【当日のスケジュールについて】
公立高校の場合、都道府県によって
1日で5教科行う場合と、2日に分ける
場合があります。

「本試験と同じスケジュールで行う」とは
1日で5教科行うのか、2日にするのか、
科目の順番も全て本試験のスケジュールに
合わせる
ということです。

1日で5教科行う場合、キツイと思いますが
是非当日と同条件でチャレンジして下さい。

1度でも経験しておけば、大分違ってくる
はずです。

1日で5教科行う場合、半日は掛かるので
まとまった時間の取れる休日に行うといい
でしょう。

【時間について】
試験開始時刻も合わせましょう。
このことで、体のコンディションや朝食時間
など本番に必要な調整の参考にして下さい。

休憩時間や昼食時間も合わせるのも同様。
休憩時間も同じにすることにより、頭の
疲労度の確認を行い、昼食の内容(量)も
本番の参考にして下さい。

個人的にはおにぎりやサンドウィッチなど
の軽食で、量は普段より若干少なめで
ちょうど良いかと思います。

【会場について】
試験会場として、自宅以外で行うことも
大切です。

自宅では、どうしても本番に近い緊張感を
演出できません。

ベストなのは今までに行ったことのない
場所(隣町の図書館とか公民館とか)で
行うのがいいです。

そういった場所がないかもしれませんが、
なるべくアウェイの場所で解いてみること
をおススメします。

このようなやり方で何度か試してみて、
気付いた点があれば、本番で修正すれば
OKです。

【その他】
より本試験同様の臨場感を体感したい場合
は、問題/解答用紙を塾や高校HPの
公開過去問のプリントアウトで行う手も
あります。

なぜなら冊子よりもプリント用紙の方が
より本番に近いからです。

【重要】出題の傾向が変わっても、決して焦らないこと!

頭を抱える中学生

最後に付け加えたいのが
決して「過去問を神格化しないこと」です。
何故なら
出題傾向が変わった時に焦ってしまうから。

過去問で出題形式や特徴を把握した人ほど、
過去問をやり込んだ分、ショックも大きく
なるでしょう。

これが過去問唯一のマイナス点。

でも傾向が変わることは十分あり得ます。
また難易度も前年の平均点により調整が入る
ので、難易度の上下は十分あり得ます。

だから対策はカンタン!
過去問に対しては
「過去はこういう問題だったのね」
という感覚でいること。

そして
傾向や難易度は変わることがある、と
あらかじめ覚悟しておくことです。

これだけでも大分動揺を抑えることが
できます。

万一、本番で傾向がガラリと変わった場合は
落ち着いて深呼吸をして下さい。

ここで、崩れたら負けです。
勝てるものも勝てなくなります。

条件はみんな一緒、周りも動揺している
はずです。

こんな時は焦らずに、自分にできることを
淡々とこなしましょう

うちの子の時もあったようです。
数学:「小問・大問の問題数が違う」
国語:「難易度が高くなりすぎ!」
というものです。

何があっても驚かないみんな条件は一緒
あらかじめ心の中で念じておく事が大切。
これだけでもかなり違います。

心の中で念じておく内容/おまじない
(セリフは各自カスタマイズして下さい)

・やっぱりきたか!まぁ、想定内ですけどね!
・平常心キープでいくよ!行ける問題から相手してあげるから!
・ずいぶんムズイですねぇ、まぁ、条件はみんな一緒だけどね!
常にブツブツつぶやいていましょう。
(人のいないところで)

高校受験の過去問はいつから?上手な使い方と取り組み方を解説! まとめ

勉強しよう!のロゴ
いかがでしたか?

過去問はその
・始める時期
・やり方、取組み方

を正しく行えば、強力な対策ツールに
なります。

まずは敵を知ることから始めて
しっかり対策をして、自信をつけましょう。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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